「十二山の大蛇」

むかし、由良の十二山に大蛇が棲んでおり、楮の浜の田畑や山にかよう百姓たちが、時どきその姿をみつけては、恐ろしさのあ ...

「鴨助山の老狐」

むかし、由良の鴨助山に、おさん子、おだ子の二匹の老狐が棲んでおり、その子孫が多く、付近の山一帯が狐の山であったそう ...

「きつねととんち小僧」

 むかし、いまの三瀬駅の裏山あたりに、りょうがん寺というお寺があった頃のお話しです。  その頃、このあたりには、き ...

「晦日なぐれ」

 由良には、古くから語り継がれてきた悲話に、晦日なぐれという海難物語りがあります。  むかし、天明の頃に、由良の浦 ...

「下男三人」

 昔、三瀬にお金持ちの家がありました。そこには下男が三人もいて長らくつとめました。そしてその三人は働きもので、主人 ...

「あしだのばけもの」

 昔、今はないあき寺がありました。この寺に、日暮になるとばけものがでて、おどるような音がするので、近所の人はみんな ...

「道師川原」

 昔、三瀬の川には水無の方まで「川いお」が上っていました。  木枯の吹きはじめたある朝早くから若者たちが「川いお」 ...

「お伊勢まいり」

 昔、三瀬にもさまざまの事がありました。  お金もちの兄さんが、仕事もいやだし、お伊勢まいりにでもと思って家を出ま ...

「はちのおんがえし」

 昔、三瀬にも、若者のあそびばがあって、たくさんあつまりました。  お盆もすぎて、秋らしくなるようなころでした。仲 ...

「じんのすけぢぢい沢」

 その年は、三瀬の浜で鯖や鯵がたくさんとれました。  ある秋の日のこと、じんのすけという家のおぢいさんが、隣り村中 ...

「猿の嫁になった三番娘」

 ある、ぢさまが、粟の草、とつさ、えたけど、そしたでば、粟の草が、モッコモッコて、おえで、いだけでもの、取りたで、 ...

「アワブクとコメブク(其の二)」

 茶もれの話だば、なんぼでもあるー、今だば茶もれほど、えもの、ねども、昔は、なんぼがし、茶もれが、いじめだ、もんだ ...

「アワブクとコメブク(其の一)」

 茶もれの子と本妻の子とあって、ほら、わの子さは新しい、ええテンゴこせでモダセで、背腹の子は、昔のボロボロどきれだ ...

「“あば”と鬼」

 嫁と姑がまるで仲がわるぐで、にぐぐでにぐぐでのォ。毎日毎日姑さのォ、おにがらくわえでこえ、くわえでこえて、そうで ...

「うばふところの古狐」

 昔は汽車も自動車もねもださげ……三瀬から町さえぐなは、みな降矢のほう、えたもだでんだ。  さごめり(伊勢参宮のこ ...

「孝行むすこの伊勢参り」

 昔は、伊勢参りも仲々大変な事でした。三瀬から歩いて九十日百日もかかりました。長い長い道中ですから病気する事もあり ...

「村人と殿様」

 孝明天皇の頃でしたでしょうか、いつごろでしたか忘れてしまいましたが……その頃、お年寄りが、たいへんそまつにされる ...

もちくいぼう様

昔、水無のある家に一人のぼう様がとまりました。 そのぼう様はもちがだいすきでした。 なんだかもちのにほいがするよう ...


サイト運営 : 三瀬どっとネット運営委員会